図1・2は、過去11年のコミックス、コミックス誌の発行部数と販売金額の推移をグラフで記したものである。これからも、いかにマンガが衰えることなくのび続けていたかがわかる。発行部数では大台の20億部を超え、販売金額は5千億円を超えた。実に発行部数で約1.8倍、販売金額で2.2倍という調子である。 発行部数上昇が顕著に表れているのがコミックスと週刊のコミックス誌で、コミックスはそのジャンルの拡大や愛蔵版の増加が、コミックス誌は『ジャンプ』を中心とする少年マンガ誌の好調さや、年代別に読者を狙ったクラスマガジン方式が実を結んできたことが、この要因といえよう。 販売金額で顕著な上昇がみられるのがコミックスであり、ハードカバーの愛蔵版や復刻版といった、マンガの高級志向や、ジャンルの拡大による経済マンガ、法律マンガなどといった、書籍扱いのものが増え、単価を押し上げていることもその理由にあげられると思う。 表2は、マンガが出版物全体でどれくらいのシェアを誇っているか調べたものである。ここ5年間でコミックスは全体の1割を、コミックス誌は4分の1以上を占めるほどに成長している。全体では35.6%と、まさに3分の1をマンガが占め、日本の出版界はもはやマンガぬきには語れないところまできているのである。 『ジャンプ』に限っていえば、1992年(平成4年)では年間発行部数が約2億5千万部であり、マンガ全体の発行部数の約11.6%を、出版物全体でも約4%を占めるという怪物ぶりが証明できる。 表2 出版物全体におけるマンガのシェア(部数単位は万部)
書籍・雑誌合計は出版ニュース社『出版データブック』より作成 |
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