山下たろーくん
1987(昭和62)年 第32号
解 説 |
| 何気に長期連載になった『山下たろーくん』です。作者のこせきこうじはけっこう昔からジャンプで連載しているのですが、ほぼすべての作品がスポーツ物だったと記憶しています。しかもパターンがだいたい一緒なんですよ。へたっぴいな主人公が、努力してうまくなっていく、というパターンです。また、主人公が異様なほど純粋なんですね。 こう書くと、ちばあきおの『キャプテン』や『プレイボール』を思い出すのですが、『たろーくん』の方が泥臭いですね。『キャプテン』の主人公である谷口やイガラシは、基本的に常識人なんですね。学業もそれなりにできるし、とくにイガラシなんてインテリです。 でもたろーは心底のバカなんですよ。通知表には「1」が並んでいるのが見えるくらいの(笑)。もう野球というスキル以外は、すべて犠牲にしているといってもいいくらいのバカさ加減です。ある種徹底していてすごいですが。この辺が好き嫌いの分かれるところでしょうか。 あとセリフに音引き「ー」が多いですね。これもバカっぽさを強調している原因の一つではないでしょうか。 |
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